JARST認定制度について

JARST(日本ラドン科学技術者協会)は、屋内ラドンの測定および低減に関する専門的知識と技術を有する人材の育成と認定を目的として、講習および試験による認定制度を実施しています。

本制度は、世界保健機関(WHO)の「屋内ラドンに関するハンドブック」のガイドラインに基づき、科学的かつ倫理的に信頼できる専門家を日本国内で育成することを目指しています。

🔗 WHO「屋内ラドンに関するハンドブック」:日本語版PDF(準備中)

測定講習・認定制度

【目的】

屋内環境におけるラドン濃度の適切な測定方法を習得し、精度の高い測定を行う能力を有する専門家を認定することを目的としています。

【対象】

環境工学、保健、放射線、建築などの分野に従事している技術者・研究者、およびラドン測定に関心のある個人。

【講習内容(例)】

  • ラドンとは何か(基礎理論)
  • 測定技術(パッシブ測定・アクティブ測定)
  • 測定器の使用方法と設置位置
  • 測定データの解析と報告書作成
  • 日本における法制度と国際ガイドライン

【認定要件】

  • 所定の講習の受講(1日または2日間の集中コース)
  • 修了試験への合格(選択式+記述式)

受講のポイント

  • 季節変動を考慮した長期測定の設計
  • 設置位置の標準化と品質管理(QC/QA)
  • データ解釈と住環境へのリスクコミュニケーション

低減講習・認定制度

【目的】

住宅や施設におけるラドン濃度を安全な水準まで低減するための技術的知識と実践的手法を修得し、施工・管理できる人材を認定することを目的としています。

【対象】

施工業者、建築設計者、空調技術者、環境エンジニアなど、実務でラドン低減措置に関わる専門家。

【講習内容(例)】

  • ラドン低減の必要性と原理
  • 基礎的な換気技術と建築構造
  • 減圧システムの設計と設置
  • 密閉封止技術と点検方法
  • 施工後の再測定と品質確認

【認定要件】

  • 所定の講習の受講(1〜2日間)
  • 実務演習または現場見学
  • 修了試験への合格(技術的理解と施工判断力を評価)

実務のポイント

  • 建物特性に応じた工法選定(スラブ/床下/壁面)
  • 施工記録・写真管理と引き渡し書類の整備
  • 低減後の検証測定と継続的モニタリング

登録手続き・有効期間

【登録手続き】

  • 認定試験合格後、所定の登録申請書を提出
  • 登録料の支払い(測定/低減 各分野ごと)
  • 登録完了後、「JARST認定専門家」として協会ウェブサイトに掲載

【有効期間】

  • 認定の有効期間は3年間
  • 更新には、継続教育(再講習または学術発表)と更新手続きが必要
※ 継続教育(CPD)の詳細は今後公開します。

受講者名簿・修了証

【修了証】

全ての講習を受講し、試験に合格された方には、JARSTが発行する「修了証」を交付いたします(紙媒体またはPDF形式で発行可能)。

【証明の信頼性】

全修了証には、JARSTの認定番号および確認用QRコードが付与され、真贋の確認が容易に行える仕様となっています。

【受講者名簿】

認定者は、JARST公式ウェブサイトの「専門家検索」ページにて公開され、一般からの検索対象となります。